「政宗プロ、この台期待値ありますかね?」
弟子がその言葉を発した次の瞬間、政宗プロの痛烈な平手打ちが弟子の右頬を襲った。
突然の出来事に弟子は呆気に取られたが、すぐに我を取り戻し政宗プロに詰め寄った。
「な、何をするんですか政宗プロ!」
怒気を孕んだ弟子の問い掛けとは対照的に、政宗プロは無表情を崩さず淡々と答えた。
「その言葉を二度と口にするんじゃない」
期待値という言葉に問題があった事は弟子にもおおよそ察しが付いたが、何故自分がこのような仕打ちを受けたのかやはり理解出来なかった。
「意味が分かりません、ちゃんと説明してください!」
それから少し長い沈黙が訪れた。
弟子が再び真意を問いただそうとした所、先に口を開いたのは政宗プロだった。
「…私にもね、昔は沢山の仲間が居たんだ」
これまで頑なに過去の話題を避けていた政宗プロが、どこか遠くを見つめながら語り始めた。
「いや、仲間というのは私一人が勝手にそう思い込んでいただけかもしれない」
「だけど、皆と笑い合って過ごした時間は今も脳裏にやき付いている」
弟子は右頬に受けた痛みも忘れ、政宗プロの言葉に静かに耳を傾けていた。
「楽しかった、本当に面白い人達だった、そしていつしかこう思うようになった」
「皆の力を合わせればきっと大きな事を成し遂げられる」
「…少なくともあの時の私は本気でそう信じていたんだ」
そこまで言った所で政宗プロは口をつぐんだ。
弟子はこれ以上踏み込んでいいものか一瞬躊躇ったが、今後も政宗プロの下に付く者として全てを知っておくべきだと考え、核心に迫った。
「…その人達はどうなったんですか、政宗プロの信じたその人達は」
驚くほどすぐにその答えは返ってきた。
「死んだよ」
「…!!」
衝撃に身を震わせる弟子に構わず、政宗プロは続ける。
「全員死んだ、皆、死の間際には期待値という言葉を亡者の悲鳴のように繰り返していた」
弟子はこの時初めて理解した、期待値という言葉を軽々しく口にしてしまった自分の愚かさを。
「すみません政宗プロ、僕…知らなかったんです、期待値という言葉が死に近い負け組みほど使いたがる呪いの言葉だったなんて…」
政宗プロがいつもの優しい眼差しを向けながら弟子の肩にポンと手を置く。
「いいんだ、分かってくれれば」
「それに君の見つけてくれたこの台…」
政宗プロは弟子の肩にかけていた手を今度は政宗2のデータ機に移し、総回転数や過去のボーナス履歴を確認してからこう言った。
「打つ価値は十二分にある、君も成長したね」
政宗プロは人を褒める事を滅多にしない。今のような状況であっても、その場を取り繕うような発言をする人柄では決してないのだ。それを知っているが故に、今回のような政宗プロの言葉は弟子にとって何よりも嬉しいものだった。
「ま、政宗プロ!ありがとうございます!」
「さぁ、それじゃあ秀吉決戦を引くまで頑張っていこうか」
こうして今日も政宗プロとその弟子の戦いが始まるのであった。

政宗2
- 当日 569G 奥州ボーナス×1
- 前日 2619G 7揃い×6 隻眼の乱終了×3 奥州ボーナス×1
- 2日前 約600G 7揃い×7 隻眼の乱終了×1 奥州ボーナス×1
打ち始めてから100Gほどで奥州ボーナスを引き当てる。
この奥州ボーナス消化中、決戦ポイント獲得時に筐体右上の秀吉シルエットがじんわり紫色に浮かび上がる演出を確認。
決戦ポイント獲得時この秀吉シルエットランプが点灯すると、その時点で決戦ポイントを200以上保持している事が確定。
2日間越しの秀吉決戦間ハマリを狙った為リセットだけが恐かったが、無事据え置きで決戦ポイントも思惑通り良い感じに蓄積していた模様。
※決戦ポイントが200以上蓄積された状態で7揃い当選すると決戦ポイント解放となり、秀吉決戦が強制発動する。
奥州ボーナス後150Gほど回した所で擬似連風演出が4G継続、ボーナス確定と同時に秀吉決戦も確定する嬉しい演出。
決戦ポイント200蓄積状態から投資2000枚以上を強いられる事も珍しくないが、今回は投資350枚と比較的早い段階で決戦ポイントの解放に成功した。
決戦ポイント解放契機の秀吉決戦を消化していると金7が揃う。秀吉決戦中の金7揃いはゲーム数上乗せこそしないが、秀吉決戦を1つストックする。
金7が揃った次ゲーム決戦ポイント解放分の秀吉決戦は終了。しかし前述した通り秀吉決戦をストックしていた為、炎ランプ点灯状態を保持して次セットに突入。
図は2セット目の秀吉決戦で4回目の青7が揃おうかという場面。現在炎ランプ全点灯リーチが掛かっている状態で、この青7が揃えば消灯している炎ランプの残り一部分が点灯し、継続率85%を誇る超秀吉決戦へと昇格する。
ちなみに秀吉決戦中に限りこの形でのテンパイは青7揃い2確となる。つまりどういう事かというと超秀吉決戦昇格確定である。







超秀吉決戦で揃った青7は13回。昇格前に揃っていた4回と合わせて青7計17回揃いという結果に終わった。
+30G、+30G、+470Gと上乗せゲーム数が告知され、TOTAL+530Gの上乗せ。
さらに1セット目の秀吉決戦の上乗せ+180Gを合計して、最終的に獲得した隻眼の乱初期ゲーム数は710G。
他の台では大事故と呼べる上乗せ結果かもしれないが、政宗2においてはまずまずといった所だ。
このくらいのゲーム数なら光の速さで走り抜ける事も覚悟しなければならない。
…しかしこの日は何かが違っていた。
以下ダイジェスト
武将対決勝利から青7ダブル揃い一発+300G乗せ(振り分け1.95%)。
このあとも3桁の上乗せをコンスタントに掴み取り獲得枚数を伸ばしていく。
小十郎強襲中のBAR揃いで兵力6万突破。兵力6万以上の状態であればベルでも武将対決抽選がなされる(噛み砕いて言うとベル成立の度に上乗せ抽選が行われる)。
しばらく大きな上乗せに恵まれない展開が続いたが、兵力6万越えの状態が長く続き残りゲーム数が尽きる事はなかった。

こちらも秀吉決戦確定の本陣到達。
秀吉決戦は当選のハードルが高いわりに、いざ当選しても大半は上乗せ+100G以下で終わり肩透かしを喰らう。
しかしその分上に振り切った時の爆発力は目を見張るものがある。









青7を9回揃えた所で炎ランプ全点灯から本日二度目の超秀吉決戦昇格。今回も昇格を達成したのは秀吉決戦2セット目の出来事で、1セット目で既に+170Gを上乗せしていた。
超秀吉決戦昇格後すぐに継続抽選に漏れてしまい超秀吉演舞に移行するも、ここで押し順ナビを獲得し超秀吉決戦復帰。
そして青7を8回揃えた所で超秀吉決戦終了。超秀吉決戦昇格前の方が青7が揃った回数が多い政宗2あるある。
ともあれ超秀吉決戦昇格前、昇格後合わせて青7計16回揃い+750G。もしかしたらここでも+300Gの振り分けを掴み取っていたかもしれない。
<数年後>
閉店5分前にART全てを取り切って実践終了。
したらば~
なんやかんやで一撃14700枚獲得!!!!
RESULT 投資350枚 回収14700枚 差枚+14350枚
決戦ポイント解放狙いの立ち回りを確立してからというもの、私は毎日のように政宗2を打ち倒し、結果として小国の国家予算に相当する資産をこの手に収めた。









どれだけの時間を要するか検討も付かないが、いつか私の持つ情報の全てを皆様にお届け出来たらと思う。興味のある方はどうかお付き合い願いたい。
あんたを待ちわびていたぜ!!
キタイチぃ…
あ、あなた、、、
本当にミルクレープさんですよね、、、?(昔の記事全てを5往復くらい読んでいるファンからの疑いの眼差し)
早速ブックマークしました。これから楽しみ過ぎる
なみだがどまらない
生きとったんかいワレェ(楽しみにしてます
神☆再☆臨
この瞬間(とき)を、待ってた
生きてる内に読めると思っていませんでした
やったぜ。
君も更新するんやで。
おねえさまが帰ってくるって
信じてた
待ってた
神再臨っ!!
まだ刃はくすんではいないようですね……安心しましたぜ……!
お待ちしておりました
おかえりなさい!
きっとどこかでまだレバー叩いてるって、確定音と樹海柄出してるって…信じてたよ
銀河演出画面タッチが分からず刻の狭間(一つ前画面)を漂ってました。ミルさん待ってました!
まさか復活したとは、やっはり神は一味違う
神はいた
待ってたぜこの刻を
お帰りなさいデース‼️
米欄に行方不明者が湧いてますねぇ!?
元気そうで何より。
マジか
本当に本物なのかい?
初コメです
おっさんですか?
帰ってくるのずっと待ってた!
スマホでも見やすいぞ!
相変わらずPCスキル高くてテクニシャンだなこの野郎!!
ぷりぷりがブログはじめたから喝をいれてあげて
プライバシーポリシーってなんすか?
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義務と言いましたが、そのルールが決定されたのは最近の事なので、まだ対応していないWebサイトは数多くあると思います。
「情報収集」云々書かれているので少し不安になるかもしれませんが、他のブログ同様、このブログにコメントする事で何か特別な情報が抜き取られる事はありません。
言ってしまえば建前で用意しているだけの文書なので、気兼ねなくコメントしていただければと思います。
なにしてたんですか!
ブログ復活めちゃめちゃ嬉しいです!
天元突破!